RONNIE SCOTT’Sを語る上で欠かせない商品、[Engineered Garments]の 『Broom Skirt」 。
2000年に初めて発売されたそのスカートが、今年リモデルを加え久しぶりにリリースされます。
今回は発売前に、ロニースコッツ の傑作スカートの誕生ストーリーを先代バイヤーにインタビューしました。
20年前の制作秘話です。ご存知の方には懐かしく、初めての方には新鮮なこのスカート、バイヤーの当時の熱量を感じていただければ幸いです。
●どのようなきっかけで企画をはじめたのですか?
-1番は、流行り廃りのない、長く使える質の高いスカートを作りたかったという思いです。
それをどこのブランドに別注するかと考えた時に、Engineered Garmentsに話を持ちかけました。
洋服の伝統的な部分の理解が深く、ディテールへの考え方などもとてもフィットしていると思ったからです。
●長く使えるもの、とのことですが、リップストップ生地をスカートにするということは当時新しかったのではないですか?
-長く使えるもの、となるとそこには裏付けされた素材背景が必要になります。
そこで、ミリタリーのシーンで使われるリップストップ生地に目をつけました。
メンズではパンツなどで使われるスタンダードな生地ですが、それをレディースで使っているところはほとんどありませんでした。
当時はそのアメリカにルーツのあるスカートに、あえて英国のエンジニアブーツを合わせてオリジナリティのを持たせたスタイリングをしていました。
●当時はEngineered GarmentsやNepenthesもまだレディースを作っていなかったんですか?
そうです。セレクトショップだったネペンテスが自分たちのブランドを立ち上げてまもなく、2,3シーズン目の頃レディースの別注の依頼をかけました。
その当時はネペンテスはほとんどメンズしか作っていませんでした。
洋服作りに長けたEngineered Garmentsと、レディーススタイルを提案し続けているRONNIE SCOTT’Sで互いに試行錯誤しながら作り上げたスカートです。
デザイナーも好奇心旺盛なので、レディースを作るという新しい取り組みに楽しみながらデザインを起こしてくれました。
●NepenthesやEngineered GarmentsとRONNIE SCOTT’Sの関係性はその頃から続くものだったんですね。
-ブルームスカートは、かなりたくさんサンプルを作ってもらって、RONNIE SCOTT’Sの定番スカートとして長年販売をしました。
Engineered Garmentsの創世記から、他にも別注をかけながら、RONNIE SCOTT’Sのスタイルを作り上げました。
次回はvol.2として、今回発売のBroom Skirtを使ったスタイリング特集をupします!
ぜひお楽しみに。